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Pearl Light Of Revolution

 
6月24日に、渋谷La.mamaで、不思議軍DC(どるたん、しゃあみん、飯島明美)のLIVEがありました。
 
その時、1曲だけ、The Yellow Monkeyの曲をカヴァーいたしました。
その時の模様は、既にブログにアップいたしましたが、演奏した曲は、『真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)』
 

 
その時のブログには、「イエモン-FAN’S BEST SELECTION-」に入るかな?
なんて書いたわけですが、見事入りましたね!
第7位です!

イエモン-FAN’S BEST SELECTION-

順位も発表になっているので、ちょっと書き写してみますが(本当はコピペ)
 
ジャン!!
THE YELLOW MONKEYベストアルバム投票企画 最終発表
 
第1位: バラ色の日々
第2位: JAM
第3位: 花吹雪
第4位: SUCK OF LIFE
第5位: 天国旅行
第6位: SO YOUNG
第7位: 真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution~
第8位: 楽園
第9位: SPARK
第10位: BURN
第11位: 追憶のマーメイド
第12位: WELCOME TO MY DOGHOUSE
第13位: プライマル。
第14位: 太陽が燃えている
第15位: パール
第16位: 悲しきASIAN BOY
第17位: LOVERS ON BACKSTREET
第18位: Four Seasons
第19位: 聖なる海とサンシャイン
第19位: Love Communication
第21位: 球根
第22位: Father
第23位: 空の青と本当の気持ち
第24位: MOONLIGHT DRIVE
第25位: This is For You
第26位: NAI
第27位: カナリヤ
第28位: LOVE LOVE SHOW
第29位: 熱帯夜
第30位: 嘆くなり我が夜のFantasy
第31位: 人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)
第32位: BRILLIANT WORLD
第33位: ROCK STAR
第34位: Tactics
第35位: フリージアの少年
第36位: MY WINDING ROAD
第37位: 薔薇娼婦麗奈
第38位: I Love You Baby
第38位: Romantist Taste
第40位: Chelsea Girl
第41位: SECOND CRY
第42位: サイキック No.9
第43位: ゴージャス
第44位: Sweet & Sweet
第45位: 4000粒の恋の唄
第46位: アバンギャルドで行こうよ
第46位: シルクスカーフに帽子のマダム
第48位: マリーに口づけ
第49位: 紫の空
第50位: RAINBOW MAN
 
なかなか、興味深い順位です。
この上位16曲がアルバムに入るわけですけれど・・・個人的には、17位から32位!
これでアルバム作ってくれないかなぁ
と、思ってしまいます。
 
これ、かなり個人的ツボに命中なのです!!
全曲大好き!!
 
いやぁ・・・すごいわ、この17位~32位
 
「カナリヤ」とか、入ってるのが特に嬉しい。
 
てな事で。
 


The Best Of Sharon Shannon: Spellbound

 
The Best Of Sharon Shannon: Spellbound
 
~1999年1月30日、どるたんWEBサイトに発表された文章を加筆修正したものです 

The Best Of Sharon Shannon: Spellbound

シャロン・シャノンはアイルランドの女性アコーディオン奏者で、ドーナル・ラニーのバンドの一員としても、何度か来日しています。
ソロ・アルバムも(1999年当時)3枚出していて、ベストもこれの他に1枚出ています。
ぼくは、オリジナルアルバムはサードだけ持っていますが、これは名盤!
 
このベストは、3枚のソロ・アルバムからの選曲プラス、ライブ、未発表曲等全部で21曲も入ったお得なCDです。
オリジナル・アルバムを全部持っていても、楽しめる内容かと思います。
選曲はドーナル・ラニーが担当していて、ドーナル・ラニーが編んだコンピレーション盤『Common Ground』に収録された曲も入っています。


ちなみにぼくが持っているのは、アメリカ盤。
 
アイルランド音楽のコアなファンだけではなく、多くの音楽ファンにお勧め出来る1枚です。
全編、気持ちよく聴けるアコースティック基調のインストゥルメンタル曲なので、カフェのBGMでかかっていても、違和感ないかと思います。
というか、お客様に一目置かれるかも!
 


アルバート・アイラー「LOVE CRY」

 
~石原謙 ブログ 「景色を聴く、瀬音を見る」(2008.04.22) より転載
 
アルバート・アイラーは伝説的なフリー・ジャズのテナー(saxophone)としてその名を知られているが、一つ特徴的なのは、フリージャズ・ミュージシャンやそのファンまたは、一般的なジャズ方面の人だけではなく、音楽(ロックはもちろん)以外の様々な表現者の中にも熱狂的な支持者がいるということである。
 
詩人・舞踏家・画家・作家‥等々。
自分の古い知り合いに、今は地元(高知)に在住している中山直一(あえて実名を出しますが)という舞踏家がいるが、去年久し振りに地元で会ったおりに、共通の友人が経営する店でかけた曲の最初の2~3秒くらいを聴いただけで「うわっ!アイラーじゃん!」という条件反射?的な反応をみせた。自分はその時点ではまったく気が付かなかったが、要するに本人はそれだけ好きなのである。
 
自分はもちろん(存在を)知ってはいたが、殆ど聴いたことはなかった。
それが、自分の最近の音楽展開の流れの中で「聴いとかなアカン!」という結論が自分の中で下されたに至り、先日のスタジオの帰りに買って聴いてみた。
(CDで買ってしまったが本当はアナログのほうがよかった‥×△)
 
「LOVE CRY」というそのアルバムを、買ってから今日まで毎日聴いてしまっている。
 

LOVE CRY – Albert Ayler

録音されたのが、アイラー自身が師と仰ぐコルトレーンが逝ったその年(1967)とその翌年にかけて。ドラムはミルフォード・グレイブス。弟のドナルド・アイラーがペットで参加している。
 
特に最後の2曲は「師の死から吹っ切れた」とライナーに書かれていたが、それがうかがえるドナルドのペットとアイラーのテナーのユニゾンが凄まじかった。
 
なにより、「感じるもの」「感じさせるもの」がこのレベルまでくると「ロック」や「ジャズ‥etc」というカテゴリーは、もちろん「無意味だ!」、、とは言わないが、そんな垣根は簡単に越えて、感じる者には「音が言語として」強烈に伝わってくるのかもしれない。
 
そして、この3年後の1970年11月25日にアイラーはニューヨークのイースト・リヴァーで変死体として発見される。34歳の若さであった。。
 
遺作となった「LAST RECORDING(Vol.2)」も聴いてみたい。
 
~石原謙 ブログ 「景色を聴く、瀬音を見る」より転載


ちばてつや 『蛍三七子』

蛍を見に行った。

夕方まで、密閉された空間で作業をしていたので、外に出ると、無性に自然の空気に触れたくなり、車を走らせた。

名栗、有馬ダムの近く。

名栗村有馬ダム近く

この辺、蛍見物のポイントとなっているらしく、日没頃から、1人、2人と人が集まりだす。

そのうち、ふ~っと小さな光が飛び始める。
子供の小さな歓声があがる。

しばらく、「おぉ」とか「ほっ」とか、小さく独りつぶやきながら、飛び交う蛍の光を楽しむ。

帰り道、思い出していたのは、『蛍三七子』の事だ。

ちばてつやの短編。
初出は1972年、少年マガジン。

これは、小学生当時、読んでとても感動したのをおぼえている。

(たぶん)単行本に、収録されないまま、1977年刊行された、ちばてつや漫画文庫に収載された。
とても薄く『蛍三七子』1編のみ収載。
待ちわびて買ったものなので、もちろん、オレが持っているのは、初版本。
当時180円。
何度も読み返しているので、ボロボロだ。

蛍三七子 表紙

まあ、簡単に言ってしまえば、蛍を大事に守ってきた三七子と、そこに製紙工場を建てようと、次々と埋め立ててゆく会社との対立的なお話なのですが、初めて読んだのが小学生の時だったから、なんかすごく胸に迫るものを感じたし、やりきれなさや、怒り、問題意識みたいな物も芽生えたな。

蛍三七子 内容

ラストシーンは今見ても、感動する。

今の意識で読んでみると確かに描き足りていない部分もあるのかも知れないけど、その先の事は、読んだ者の心の中で育てばいいのだ。

少なくとも、オレは当時感じた問題意識を今も持ち続けているし、それは、現在の原発問題に対する意識とも共通するものだな、と改めてこの作品を読み直して感じた次第。

どうやら現在は絶版になっていて、Amazonでは、中古にそこそこの金額がついていた。
今こそ、再版されればいいのにな。

※実際に本の題名に使われているのは『蛍』ではなく『螢』の文字 


朝日新聞文芸時評(松浦寿輝)がひどすぎる

今日の朝日新聞の文芸時評、作家・詩人の松浦寿輝が書いてるんだけど、オレ、こういうの本当に嫌いなんだよな・・・
 
あらすじ書いて、感想書いて、小学生の読書感想文か?
 
一番ひどいと思ったのは、浅川継太「ある日の結婚」(群像7月号)に対する評。
あまりにひどいから、途中まで書き写しちゃうよ!
 
(引用ここから)
始めのうち、男女の偶然の出会い、映画館でのデート、肉体関係と、尋常なステップを辿って進展してゆく平凡な恋愛小説の外観をまとっている。だが、こんなものかと高を括りつつ、生あくびをしながら読み進めているうちに、突如とんでもない展開になっていくのでわたしはぎょっとして、思わず膝を正し字面に目を凝らすことになった。
(引用ここまで)
 
とな。
で、この後、なんでぎょっとしたかを
「何と二人は互いの・・・」
てな調子で全部書いていやがるんですよ。
事細かに情景描写までね。
 
これさぁ・・・
あんたが書いたこの評を読んだ人は、誰ひとりとして、「ぎょっとして膝を正す」ほどの衝撃に出会えなくなるわけだよね?
 
分からんのか?
 
せめて(ネタバレあり)とでも、書いてあれば注意して読むけどさ。(笑)
 
さらに最悪なのは、(あえて伏字にするけど)
 
○○○○○○○○○○○○○○○(○の数は適当)して彼らが街に出てゆくラストシーンは圧巻だ。
 
だと。
ラストシーンも教えてくれたよ、この人。
 
「圧巻!」って感じる人誰もいなくなっちゃうだろ?
これ読んだら。
 
圧巻のラストシーンを「ああ、なるほどね」のラストシーンにしちゃってるじゃん!
 
なんだろうな、別に文芸時評は宣伝じゃないんだから、こういう事書いていいのかも知れないけど、自分以外の読者の事を何も考えてないバカなんじゃねえの?こいつ。
 
って、オレは思ってしまうわけです。
 
いや、文庫のあとがきになら書いても全然OKですよ。
 
映画が終った後になら、淀川長治先生や、水野晴郎さんが、どんなに細かい感想言ってもかまいませんわ。
「主人公が殺されるこの場面!衝撃的でしたね!」
って言ってもいいわけですよ。
その衝撃をみんなで共有した後だからね。
 
でも、映画がはじまる前に出てきて、それ言わんだろ?
 
このまま、こいつに文芸時評だの書評だの書かせておいたら、ミステリーの謎解きだろうが、何だろうが、得意気に語っちゃうと思うぞ。

 
いいのかそれで?
 


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