2012年に奇跡の来日を果たしたCOMUSの来日公演を収めたCD&DVDの豪華なBOXセットが発売されたので、早速購入いたしました。
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![](https://fushigigun.com/wp-content/uploads/2022/09/Comus2012b.jpg)
10枚のポートレイトを収納した豪華ボックス仕様。 全曲歌詞、対訳付。限定500組という代物。
いや~感動が蘇ります。
限定500組、オレが1つ買ったから、最高に売れ残っていたとしても、あと499組です!(笑)
少しでも気になる方は、購入推奨!
さて、そのLIVEの事は、以前某所に書いたので、多少修正して、ここに再録させていただきます。
(以下、来日公演当時の日記より)
『Song to Comus』2012年02月19日15:10
10代後半のある日。
当時、稲荷山公園の米軍ハウスに住んでいた画家のスズキコージさんの家に友人と2人で遊びに行き、泊めてもらった事がある。
夜中、一緒に行った友人が寝て(酔いつぶれて?)しまってから、コージさんと色々話しをしていたら、突然コージさんが
「君はこういうの絶対好きだね。」
と何故か決め付けるように決然と言い放ち、何枚かのレコードを取り出して来た。
興味深く眺めていると、
「あげるよ。」
と一言。
その頃、全く知らなかったアーティストのアルバム(LPレコード)を数枚いただいた。
どれも、コージさんのお見立てどおり、オレ好みの音だったのだが、その中でも、特にオレの心に深く突き刺さったアルバムが、COMUSの2nd アルバム『To Keep From Crying』だった。
![](https://fushigigun.com/wp-content/uploads/2022/09/comus2.jpg)
コージさんのレコードの扱いは、けっこうひどくて、ジャケットはボロボロ、盤にも多少キズがあり。
さらには、日本盤なのにライナーは無し。
という代物で、その頃、ただでさえ情報がない時代に、頼みの綱のライナーがない!
このCOMUSというグループは全く謎のまま、オレの心に音だけが深く刻み込まれていった。
中でも、このアルバムに収録されている『Children Of The Univers』という曲は、オレにとって
Sallyangieの『Children Of The Sun』
Daevid Allenの『Children Of The New World』
と並ぶ、世界3大『Children Of The・・・』ソングとして永遠に讃えられるべき曲になった。
その頃の数少ない情報から、このグループ実は、もう1枚アルバムを出しているという話は知っていた。
長い事、そのアルバムを探し求めていたオレだが、全く巡り合うことなく、幾年月。
時代はCDへと変わり、アレコレと過去音源が再発されるなか、出ましたCOMUSの1stアルバム!
テイチクからね。
もちろん即買い。
やっと聴けたわけです!
2ndと比べると、かなりアングラ(死語?)な音なのですが、これまた、オレの心にグサリときました。
後に再発されたアナログ盤もしっかり買いましたとも!
![](https://fushigigun.com/wp-content/uploads/2022/09/comus1.jpg)
※昨年(2011年)、アナログ盤を3,000枚ほど売り払ってしまったオレですが、この2枚は手放しませんでした。
しかし、この人たち、この2枚のアルバム以来、全く消息知れず。
それが、なんと、2012年の今、来日しちまいました!
しかも、その来日公演には、不思議なバレッツのベース、宮崎りえが深く関わっているという。
そして、オレの所に『COMUSの来日WEBサイト作りたいんだけど、手伝って下さい~』との連絡が!
なんというご縁!!
即答です。
「よろこんで~」
そのご褒美に、来日公演にも招待していただきました。
ちょっと前の話ですけどね。
2月4日。(2012年)
行ってきましたよ!
見ましたよ!
生で聴きましたよ!
もうね~・・・こんな日が来るとは、全く考えてもみなかったわけですよ。
数十年の間、音楽シーンから遠ざかっていた(と思われる)メンバーなのに、全くそのブランクを感じさせないステージに震えがきました。
魔法かよ!
と。
ちょっと涙出そうになった。
というか、出た。(笑)
新曲も披露してくれて、彼らの本気っぷりが伝わってきました。
ああ・・・しかし、何かがつながっているんだな。
そして、唯一無二の物は、時が流れても色褪せない物なのだな。
そういうものに
わたしは
なりたい