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Lou Reed 『Raven』

盟友デヴィッド・ボウイ、妻のローリー・アンダーソンが参加した、2003年の大傑作。
ポーの「大鴉」に着想を得たアルバム。
当時の充実振りが音に現れている。

名曲「The Bed」「Perfect Day」のセルフカヴァーも収録。
「The Bed」は特に聴き応えあり。
「Perfect Day」のリードヴォーカルはAntonyで、ルーは歌っていないので要注意!

raven


Song To COMUS

 
2012年に奇跡の来日を果たしたCOMUSの来日公演を収めたCD&DVDの豪華なBOXセットが発売されたので、早速購入いたしました。

 10枚のポートレイトを収納した豪華ボックス仕様。 全曲歌詞、対訳付。限定500組という代物。
 
いや~感動が蘇ります。
 
限定500組、オレが1つ買ったから、最高に売れ残っていたとしても、あと499組です!(笑)
少しでも気になる方は、購入推奨!
 
さて、そのLIVEの事は、以前某所に書いたので、多少修正して、ここに再録させていただきます。
 
(以下、来日公演当時の日記より)
『Song to Comus』2012年02月19日15:10
 
10代後半のある日。
当時、稲荷山公園の米軍ハウスに住んでいた画家のスズキコージさんの家に友人と2人で遊びに行き、泊めてもらった事がある。
 
夜中、一緒に行った友人が寝て(酔いつぶれて?)しまってから、コージさんと色々話しをしていたら、突然コージさんが
「君はこういうの絶対好きだね。」
と何故か決め付けるように決然と言い放ち、何枚かのレコードを取り出して来た。
 
興味深く眺めていると、
「あげるよ。」
と一言。
 
その頃、全く知らなかったアーティストのアルバム(LPレコード)を数枚いただいた。
 
どれも、コージさんのお見立てどおり、オレ好みの音だったのだが、その中でも、特にオレの心に深く突き刺さったアルバムが、COMUSの2nd アルバム『To Keep From Crying』だった。

(スズキコージさんにいただいたCOMUSの2ndアルバム)

 
コージさんのレコードの扱いは、けっこうひどくて、ジャケットはボロボロ、盤にも多少キズがあり。
さらには、日本盤なのにライナーは無し。
という代物で、その頃、ただでさえ情報がない時代に、頼みの綱のライナーがない!
このCOMUSというグループは全く謎のまま、オレの心に音だけが深く刻み込まれていった。
 
中でも、このアルバムに収録されている『Children Of The Univers』という曲は、オレにとって
Sallyangieの『Children Of The Sun』
Daevid Allenの『Children Of The New World』
と並ぶ、世界3大『Children Of The・・・』ソングとして永遠に讃えられるべき曲になった。
 

その頃の数少ない情報から、このグループ実は、もう1枚アルバムを出しているという話は知っていた。
 
長い事、そのアルバムを探し求めていたオレだが、全く巡り合うことなく、幾年月。
 
時代はCDへと変わり、アレコレと過去音源が再発されるなか、出ましたCOMUSの1stアルバム!
テイチクからね。
 
もちろん即買い。
やっと聴けたわけです!
2ndと比べると、かなりアングラ(死語?)な音なのですが、これまた、オレの心にグサリときました。
 
後に再発されたアナログ盤もしっかり買いましたとも!

comus 1st

※昨年(2011年)、アナログ盤を3,000枚ほど売り払ってしまったオレですが、この2枚は手放しませんでした。
 
 
しかし、この人たち、この2枚のアルバム以来、全く消息知れず。
 
それが、なんと、2012年の今、来日しちまいました!
 
しかも、その来日公演には、不思議なバレッツのベース、宮崎りえが深く関わっているという。
 
そして、オレの所に『COMUSの来日WEBサイト作りたいんだけど、手伝って下さい~』との連絡が!
 
なんというご縁!!
即答です。
「よろこんで~」
 
そのご褒美に、来日公演にも招待していただきました。
 
 
ちょっと前の話ですけどね。
2月4日。(2012年)
 
行ってきましたよ!
 
見ましたよ!
 
生で聴きましたよ!
 
 
もうね~・・・こんな日が来るとは、全く考えてもみなかったわけですよ。
 
数十年の間、音楽シーンから遠ざかっていた(と思われる)メンバーなのに、全くそのブランクを感じさせないステージに震えがきました。
魔法かよ!
と。
 
ちょっと涙出そうになった。
 
というか、出た。(笑)
 
 
新曲も披露してくれて、彼らの本気っぷりが伝わってきました。
 
 
ああ・・・しかし、何かがつながっているんだな。
 
そして、唯一無二の物は、時が流れても色褪せない物なのだな。
 
 
そういうものに
 
わたしは
 
なりたい
 
 


ちょっとだけ☆ナラバイ

 
不思議軍隊長:どるたんです。
 
買っちゃいました!
ジューシィ・フルーツの新譜です。
NHK「みんなのうた」でもオンエアーされていた曲「ちょっとだけ★ナラバイ」

ジューシィの新譜!!
何年ぶりですかね~
最高に嬉しいです。
 
現在のジューシィ・フルーツは、ベースの沖山優司さん、ギターの柴矢俊彦さんは参加していなくて、オリジナルメンバーは、イリアとトシの2人。
プラス、ベースはジェフ、ギターはアキシロの4人編成。
オリジナルメンバーが半分の2人、という事で、これまで『ジューシィ・ハーフ』という名前で活動していたのですが、この新譜発売にあわせて(かな?)『ジューシィ・フルーツ』を襲名したという話です。
 
この4人なら、ジューシィ・フルーツを名乗っても、全く文句ありません!
最高です。

 
『ちょっとだけ★ナラバイ』は、いかにもジューシィらしい、ポップで明るく、でもちょっと切ない曲。
胸がキュンとしちゃう瞬間があります。
子供のコーラスもいい感じで、好きだな~
 
カップリング曲の『笑顔をためらわないで』は、子守唄にもなりそうな包容力のある曲。
イリアさんの歌声もなんとなくふくよかで(身体は全然ふくよかじゃないけど)、あの頃のイリアさんではなく、母親になったイリアさんがここにいるのだな、と、感慨深いものがありました。
そして、それが、また素敵な事と感じられます。
 
オーケストレーションや追っかけコーラス、woooコーラスなど、全体的にビートルズ的味わいでいいなぁ・・・と思ったら、これ大のビートルズマニア、林建英(KENNY)さんのアレンジでした!
いや~、最高です。
 
 
アルバム発売が待たれますね~
 
 
ちょっとだけ自慢しちゃうと、ジューシィのドラム、トシさんは、オレのバンド、不思議なバレッツやMick Ronson Memorial Bandでもドラムを叩いてくれていたのです。
 
そして『笑顔をためらわないで』の編曲をしている、KENNYさんも、不思議なバレッツでギターを弾いてくれておりました。
 
ジューシィの新譜を聴ける、というだけでも、最高に嬉しいのですが、そんな事も含めて、この新譜、色々な意味で、オレにとって本当に、最高に嬉しいのであります。
 


WALTZ FOR DEBBY

 
不思議軍隊長のどるたんです。
 
JAZZに関して、あれこれ語れるほど詳しくはないオレなのですが、聴くのは大好き。
そんなオレなので、「これ好きなんだよなぁ~」と言うレベルのお話。
 
MONICA ZETTERLUND/BILL EVANS
WALTZ FOR DEBBY

 ビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビィと言えば、名盤中の名盤で、オレも大好きなアルバムです。
で、これは、そのビル・エヴァンスご本人様が、自身のトリオで伴奏をつとめたアルバム。
歌うは、スウェーデンの歌姫(らしい)モニカ・ゼタールンド。
 
これがね、いいんですよ、実に。
 
ビル・エヴァンスのトリオが演奏しているわけですから、ヴォーカルがなくても、それだけで充分聴かせられる演奏なんだけど、歌が入ると、完全にバックに回っている感じがありつつも、しっかりと演奏も聴かせるという、バランス感覚が素晴らしい。
決して女性ヴォーカルのワン・トップになっていない。
でも、ピアノとヴォーカルのツー・トップというわけではなく、ヴォーカルの活躍っぷりを完璧に補佐している。
例えて言うなら、ワン・トップ、ワン・シャドーって感じかも!
うん。

で、オレ、このモニカさんの、声とかムードとか、すごく好き。
曲がまた、素晴らしくて。
2曲目に入っている『JAG VET EN DEJLIG ROSA(Beautiful Rose)』という曲が、あまりJAZZっぽくなくて、かなりオレの琴線に触れる曲なんだけど、スウェーデンの民謡みたい。
こういう曲大好きなのです。
 
で、ビル・エヴァンスの超代表曲『ワルツ・フォー・デビィ』も、スウェーデン語で歌われています。
これが、また・・・素敵!
 
全編通して、歌も演奏も聴き応えあります。
耳馴染みの良い音なんだけど、決して流しているだけではない、心に届く音。


Black and Blue

The Rolling Stones「BLACK AND BLUE」
これ、オレのベスト・オブ・ストーンズ・アルバムです。

The Rolling Stones – BLACK AND BLUE

というのも、初めてオンタイムで買ったストーンズのアルバムがこれなのです。
たしか、高校1年生の頃で、それまでは、ストーンズは初期のベストしか聴いた事なかったのです。
 
サティスファクションとかテル・ミーしか知らなかったわけですね。
まあ「悲しみのアンジー」は知ってましたけど。
 
そんなガキが、いきなりこれ買っちゃったわけです。
正直な所、はじめは若干ですが「やっちまった・・・」感がありました。
 
このアルバムって、とてもファンキーであったり、レゲエやってたりするわけです。
 
「ノー!サティスファックション!!」
的なものを、期待していたら「チョンワ!」なんて言ってるわけです、ミック・ジャガーが。
 
まだガキでしたから、あまり馴染みのない音だったのです。
 

でも、当時ってLP1枚買うのは、本当に大変な事だったので、買ってしまったからには聴くわけです。
何度でも!
 
幸い、当時シングルカットされた「愚か者の涙」はラジオでもよくかかっていて、「悲しみのアンジー」と同じような感覚で聴く事が出来たし。
それと同じような音作りの「メモリー・モーテル」というバラッドの大名曲も入っておりまして、その辺から徐々にね。
 
まあ「愚か者の涙」と「メモリー・モーテル」を聴くためにアルバムを通して聴いていたと言っても過言ではないかも知れません。
初めのうちはね。
 
買ってしまったアルバムがもったいないからですね。
必ず通して聴くわけです。
 
不思議な事に当時は、時間がもったいないという感覚は全然なくて、あくまでもアルバムがもったいなかった。(苦笑)
 

するとですね、だんだんと耳にも心にも身体にも馴染んできたのですよ。
全ての曲が。
アルバム1枚通しての空気が。
 
で1番好きなストーンズのアルバムになったと。
 
だって、他にストーンズのアルバム持ってないんだから、当然ナンバー1です。
 
その後、「山羊の頭のスープ」や、キングから1500円で出た初期のアルバムも、買っていきましたが、ナンバー1の座は揺らぐ事はありませんでした。

 
あ、ちょっとウソかも知れない。
 

正直に言うと「ベガーズ・バンケット」と「レット・イット・ブリード」あたりは、「好き度」で上回っているかも知れませんが・・・
 
でもね、思い出というか、買った頃の空気感というか、なんというか。
そんな物がいっぱい詰まっているんですよね「BLACK AND BLUE」には。
 
いや、レコードに詰まっているわけではなくて、聴くと色々な感覚が蘇るのか?
当時の部屋のレイアウトや、ステレオの音、部屋の匂いまで。
 
レコードを聴いていた時の感覚がね。
すごく鮮烈に蘇ってくる。

 
そういうレコードは何枚かあるのですが、そのうちの1枚がこの「BLACK AND BLUE」なのです。
 
 


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