不思議軍隊長のどるたんです。
 
JAZZに関して、あれこれ語れるほど詳しくはないオレなのですが、聴くのは大好き。
そんなオレなので、「これ好きなんだよなぁ~」と言うレベルのお話。
 
MONICA ZETTERLUND/BILL EVANS
WALTZ FOR DEBBY

 ビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビィと言えば、名盤中の名盤で、オレも大好きなアルバムです。
で、これは、そのビル・エヴァンスご本人様が、自身のトリオで伴奏をつとめたアルバム。
歌うは、スウェーデンの歌姫(らしい)モニカ・ゼタールンド。
 
これがね、いいんですよ、実に。
 
ビル・エヴァンスのトリオが演奏しているわけですから、ヴォーカルがなくても、それだけで充分聴かせられる演奏なんだけど、歌が入ると、完全にバックに回っている感じがありつつも、しっかりと演奏も聴かせるという、バランス感覚が素晴らしい。
決して女性ヴォーカルのワン・トップになっていない。
でも、ピアノとヴォーカルのツー・トップというわけではなく、ヴォーカルの活躍っぷりを完璧に補佐している。
例えて言うなら、ワン・トップ、ワン・シャドーって感じかも!
うん。

で、オレ、このモニカさんの、声とかムードとか、すごく好き。
曲がまた、素晴らしくて。
2曲目に入っている『JAG VET EN DEJLIG ROSA(Beautiful Rose)』という曲が、あまりJAZZっぽくなくて、かなりオレの琴線に触れる曲なんだけど、スウェーデンの民謡みたい。
こういう曲大好きなのです。
 
で、ビル・エヴァンスの超代表曲『ワルツ・フォー・デビィ』も、スウェーデン語で歌われています。
これが、また・・・素敵!
 
全編通して、歌も演奏も聴き応えあります。
耳馴染みの良い音なんだけど、決して流しているだけではない、心に届く音。